目の音
星たちが その
定められた高さにまで
昇る時 沈黙と静寂は和合する
私たちの唇に言葉はなく
自然の日々の調和に
目を瞠るばかり―
夜の陽炎が真っ青に燃えている
国道の東端あたり
鬼火のようでもあり
明日を確約する
不思議な灯りのようでもある
今 星がひと粒 その
陽炎に向かって流れた
明日も晴れるだろう―もう
こんな時間? 眠らなければ―
もう少しここにいたい気もする
川明かりの岸辺の緑を
こする音が春の虫の蠢く音となって
耳に心地よく響いてくるのだった
定められた高さにまで
昇る時 沈黙と静寂は和合する
私たちの唇に言葉はなく
自然の日々の調和に
目を瞠るばかり―
夜の陽炎が真っ青に燃えている
国道の東端あたり
鬼火のようでもあり
明日を確約する
不思議な灯りのようでもある
今 星がひと粒 その
陽炎に向かって流れた
明日も晴れるだろう―もう
こんな時間? 眠らなければ―
もう少しここにいたい気もする
川明かりの岸辺の緑を
こする音が春の虫の蠢く音となって
耳に心地よく響いてくるのだった