追憶
記憶に濡れる一本の花は
朝露に濡れる朝顔の花だ
6時に起きて 6時半
空き地でラジオ体操をした
毎朝の日課だった 体が
柔らかで どの筋肉も
活発に動いた 今朝は
ひとつ昔に戻ってみようか―
上級生も体操にきた
ぼくらの帳面にハンコを押す
ぼくのは一面真っ赤だった
一日も欠かさず通った
草いきれの烈しい道―
今はどうなっているか―
追憶は微笑みと共にやってくる
朝露に濡れる朝顔の花だ
6時に起きて 6時半
空き地でラジオ体操をした
毎朝の日課だった 体が
柔らかで どの筋肉も
活発に動いた 今朝は
ひとつ昔に戻ってみようか―
上級生も体操にきた
ぼくらの帳面にハンコを押す
ぼくのは一面真っ赤だった
一日も欠かさず通った
草いきれの烈しい道―
今はどうなっているか―
追憶は微笑みと共にやってくる