霧の朝
呼び掛けられたバラのように
きみの唇が雲を食べている
霧の朝 昨夜の雨の名残り
小川の流れる道を
散歩していた時―
―ねぇ 散歩に付き合って―と
きみが言うから
ぼくは眠い目で起き上がった
するとその目の中にケンランたる
朝日は昇った ぼくは
きみに感謝せずにはいられなかった
―あの橋までいったら帰りましょう―
ぼくは黙って頷いた
先を行くきみの黒い影が
ぼくには幸せの香りがした
帰ってコーヒーを淹れる
二つの白いマグ・カップ―
きみに飲んでもらいたくて―
うまくはいったかな?
きみの唇が雲を食べている
霧の朝 昨夜の雨の名残り
小川の流れる道を
散歩していた時―
―ねぇ 散歩に付き合って―と
きみが言うから
ぼくは眠い目で起き上がった
するとその目の中にケンランたる
朝日は昇った ぼくは
きみに感謝せずにはいられなかった
―あの橋までいったら帰りましょう―
ぼくは黙って頷いた
先を行くきみの黒い影が
ぼくには幸せの香りがした
帰ってコーヒーを淹れる
二つの白いマグ・カップ―
きみに飲んでもらいたくて―
うまくはいったかな?