ポエム
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星を仰いで―
生きることの かすかな
不安の憧れに対して
現実は活き活きとした
表現を与える

その時 私たちは
現実により近づくであろう
星へと上昇する意識の先端は
この地上に還帰する
明るい意識に等しい

私たちは星の生誕を
自分の胸の内部に
必ず持つものである

眠りの円周の縁を更に広げて
私たちの夢はブリリアントに
その光暈の翼を
広げてゆくであろう

目覚めの朝は近い
花々がその季節に応対するように
私たちは その季節ごとの
果実を存分に味わえばよい
21/02/20 18:17更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
この山里にも、季節をたがえず咲く、梅の香りが漲っています。

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