列車に乗って
かすかな温もりと
静かなほころびが
夜の夢に滲んでは
音もなく消えてゆく
*
―出会い―という名の
人生のときめきを
迎え入れる この
肉体の何という逞しさよ
*
できれば永久に
この列車に乗っていたい
岬の希望を 熟した
果実として味わうために―
*
生の息吹きは 今朝
再び ぼくの
唇に訪れ
今日の可能性を具現化する
*
大地の核心より
ほとばしる明日よ
今日から明日を生きることに
何のためらいもない
*
もし 哀しみがなければ
ぼくの愛したものは
もうどこにも
存在しなくなってしまうだろう
*
翼ある月が夜に架かり
そこから明日の
星たちの運行の準備が
おこなわれるのだろう
静かなほころびが
夜の夢に滲んでは
音もなく消えてゆく
*
―出会い―という名の
人生のときめきを
迎え入れる この
肉体の何という逞しさよ
*
できれば永久に
この列車に乗っていたい
岬の希望を 熟した
果実として味わうために―
*
生の息吹きは 今朝
再び ぼくの
唇に訪れ
今日の可能性を具現化する
*
大地の核心より
ほとばしる明日よ
今日から明日を生きることに
何のためらいもない
*
もし 哀しみがなければ
ぼくの愛したものは
もうどこにも
存在しなくなってしまうだろう
*
翼ある月が夜に架かり
そこから明日の
星たちの運行の準備が
おこなわれるのだろう