ポエム
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途上であれば―
例えば生きていることの
全てに意味があればいい
ほら あなたもぼくもこんなに
笑顔になれる あなたやぼくの仕方で―
―死のう と思っている時に
もう一日生きよう と
思ってみたらどうだろう
死ぬことと生きることは
較べられなのだから
どっちが重いかなんて
ぼくにも分からない
この春の青空に囲まれている自分―
それは あなたやぼくであってもいい
誰であってもいいのだよ

季節はいずれ深まってゆく
生きることが深まってゆくようにね
だから その深みを語るのではなくて
その深みを生きてみるのだよ
結末は―そんなものは
ないのじゃないかな 人が死ぬ
ということは その人の中の
あらゆる風が 一つの
方向に吹くってことかも知れない
怒っている風 笑っている風
好きにさせたらいい―
と今ぼくは感じている
21/01/22 18:23更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
人は、何度でも甦る事ができます。昨日の自分と較べて、今日はどうなのかな?と思うことも、一つの甦りでしょうね。

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