光りとなって―
きみがマユの糸のように
解かれてゆく そして
ぼくを大きく包むと
きみは透明になってゆくんだ
するときみは大きな欠伸をして
ぼくの隣に 砂のように
横たわる ぼくはきみを
抱きしめようとするが
指の間からきみは落ち続ける
ぼくは不安になって
きみの名を呼ぶ 恐らくは
相応しい名前で―
それが何であるか 今も
分からない
きみは夜明けに
ぼくよりも先に目覚める
そのまま光りとなって
部屋から抜け出してゆく
ぼくはきみを待って久しい
今でもきみを待っている
笑顔と 太陽を見上げることを
約束したのを忘れずに―
解かれてゆく そして
ぼくを大きく包むと
きみは透明になってゆくんだ
するときみは大きな欠伸をして
ぼくの隣に 砂のように
横たわる ぼくはきみを
抱きしめようとするが
指の間からきみは落ち続ける
ぼくは不安になって
きみの名を呼ぶ 恐らくは
相応しい名前で―
それが何であるか 今も
分からない
きみは夜明けに
ぼくよりも先に目覚める
そのまま光りとなって
部屋から抜け出してゆく
ぼくはきみを待って久しい
今でもきみを待っている
笑顔と 太陽を見上げることを
約束したのを忘れずに―