ポエム
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陽ざし
哀しみにきみの瞳は輝くだろう
この太陽の光りは哀しみ―
そしてそれを受けたきみの頬に
大粒の涙は流れようとするだろう
ぼくは何も知らずに きみの横顔を
見つめていた―愛が哀しいってことを
ぼくは今日初めて知った こんな
た易いフレーズが何年も分からずに
きみを傷つけ きみは傷ついた分だけ
ぼくに優しかった ぼくはそれを
愛 と勘違いしていたんだね
遠くに夢があれば 遠くを
見続けてゆく 近くに愛が
あれば 手を差し伸べてみよう
違う生き方の中で すれ違う
人波の中で お互いのこころを
太陽に向けてご覧―
何かが砕けるようで 何かが
創られるようで もうこの陽ざしには
嘘はつけなくて―
晴れた日がいいね と言葉を言えば
それを笑顔で掬ってくれる人が
きっといる
21/01/05 19:17更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
あけましておめでとうございます。本年最初の投稿です。寒くても、笑顔だけは忘れずに、ゆきたいですね。

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