ポエム
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小鳥
朝日のほころび
微笑しつつ歌う
一羽の小鳥よ

それが 早起きをして
外に出た私の
肩にとまりにくる
撫でてやろうとすると
飛び去った じっと
していると 再び
右肩にとまった

二つの呼吸に合わせて
この朝を大きく吸い
かつ 吐こうではないか

しばらく影は動かなかった
眠っているのか?
小鳥に目をやると
視線がぶつかった
何と小さな
潤いある清い瞳だ!

私は お前を
撫でずにはおれなかった
すると飛んでいった
私は―幸せに―と祈った
20/10/18 15:00更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
日が短くなったものです。その分、朝がやってきてくれるのが、待ち遠しいですね。

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