ポエム
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君も生きて―(歌詞)
1

学校へ行くのがイヤだった
上目遣いに仲間を見ていた
どうして僕だけこんなに―と
思うことはイケない事だったろうか

どうにも窮屈で
お勉強ばかりできる仲間の中で
俯いていた

  今 登校拒否の<君>に
  贈る歌はないけれど
  <君>も生きて―お願いです
 *
  僕はこんなにも 小さな
  自分を守ることで精一杯だった
  でも確かに今言える
  ―生きていて良かったよーと・・・


2

学校へ行くのがこわかった
時間通りにバスは出て行った
そいつを見送る僕の目に
少しだけ 悔し涙は流れた

自分の真実を
信じ続けて生きてゆくことに
くたびれていた




 *





3

学校へ行くのが寒かった
トイレだけが僕の逃げ場所だった
お袋が作ってくれた弁当を
便器の中に 全て吐き散らかした

どうにも苦しくて
それでも明日(あした)がやって来ることを
願っていた





 *



20/10/08 22:08更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
私を鑑みて、私は、弱い人の味方です。

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