あなた　という
温かさは　柔らかい
眠りのようだ　しなやかな
夢の中で私を微笑ませる
この力はどこにある？
恐らく　臀部だろう

あなたのご立派な
お尻のあたり　私を更に
前進させる膂力（りょりょく）が
私へと徐々に　静かに
伝わっているのだろう
私は花咲くために

どれほどのことも
できてはいないが
自然にあなたと結ばれれば
これは　神慮に
適ったことだろう

神がそうしてくれる―
のではないよ
私たちが望んだから
世界がその願いに
応えてくれるのさ

■作者メッセージ
暑さも峠を越したようです。日が短くなりますから、帰り道には、お気を付けくださいね。