大地はオレンジ色に潤い―
真ん丸な地球が
真ん丸いお尻を出した
太陽の隆起だ
陽が昇る 大地が
オレンジ色に潤い
朝明(あさけ)は風景を
夜から解放する
川霧が山の中腹まで覆い
フロントガラスに
ビッショリ濡れて
花が咲き それを
摘む女(ひと)が
髪の毛をかき上げる
地球と太陽の
こころの広がり―
電線が空を
真っ二つに切っている
小鳥は歌うよ
ひと群れのお互いの喉を
今朝も確認し合うように―
車庫の屋根まで
木蔦が伸びて
その緑色の呼吸が
ぼくらに 小さくともよい
微笑みをもたらす
真ん丸いお尻を出した
太陽の隆起だ
陽が昇る 大地が
オレンジ色に潤い
朝明(あさけ)は風景を
夜から解放する
川霧が山の中腹まで覆い
フロントガラスに
ビッショリ濡れて
花が咲き それを
摘む女(ひと)が
髪の毛をかき上げる
地球と太陽の
こころの広がり―
電線が空を
真っ二つに切っている
小鳥は歌うよ
ひと群れのお互いの喉を
今朝も確認し合うように―
車庫の屋根まで
木蔦が伸びて
その緑色の呼吸が
ぼくらに 小さくともよい
微笑みをもたらす