仔猫
一方通行の入り口で
お前の目が
キラリと光った
私はドアを開け
お前の敵意ばかりの
目の位置に
私は笑顔の含まれた
顔を置いた すると
お前は今までの緊張が
一気に崩壊し去ったかのように
私の胸に
小さな躰を飛び込ませた
しきりと私の指を舐めるのだ
二分後 お前は
丸くなりながら
助手席で眠っている
闇に紛れ 闇を
喰らい尽くしてばかりいた
この仔猫に
ひとときの安眠が
訪れようとしていたのか
お前の目が
キラリと光った
私はドアを開け
お前の敵意ばかりの
目の位置に
私は笑顔の含まれた
顔を置いた すると
お前は今までの緊張が
一気に崩壊し去ったかのように
私の胸に
小さな躰を飛び込ませた
しきりと私の指を舐めるのだ
二分後 お前は
丸くなりながら
助手席で眠っている
闇に紛れ 闇を
喰らい尽くしてばかりいた
この仔猫に
ひとときの安眠が
訪れようとしていたのか