ポエム
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仔猫
一方通行の入り口で
お前の目が
キラリと光った
私はドアを開け
お前の敵意ばかりの
目の位置に
私は笑顔の含まれた
顔を置いた すると
お前は今までの緊張が
一気に崩壊し去ったかのように
私の胸に
小さな躰を飛び込ませた
しきりと私の指を舐めるのだ

二分後 お前は
丸くなりながら
助手席で眠っている
闇に紛れ 闇を
喰らい尽くしてばかりいた
この仔猫に
ひとときの安眠が
訪れようとしていたのか
20/09/09 19:06更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
明日は、散髪をしようと思います。

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