つぶらな瞳
目は閉じられたかも
知れないが 瞳は
全裸で夜を泳いでいた
そして 夢の表面を
こすりつけるように見ながら
夜明けへと
開かれてゆくのだ
水と空気とが起こす
きみの瞳の中の嵐よ
覚醒の手ほどきを心得た
海ほどの大きさの
氷が溶ける 飲みかけの
シャンパンが泡を浮かべている
誰にも遮れない
きみと朝との和解―
今日がバラ色に
午前四時をぼくへと接着する
仄暗い月の段々から
宇宙の影が
明るみに出される
空に向かって
夥しく傾斜する
つぶらな瞳がある
知れないが 瞳は
全裸で夜を泳いでいた
そして 夢の表面を
こすりつけるように見ながら
夜明けへと
開かれてゆくのだ
水と空気とが起こす
きみの瞳の中の嵐よ
覚醒の手ほどきを心得た
海ほどの大きさの
氷が溶ける 飲みかけの
シャンパンが泡を浮かべている
誰にも遮れない
きみと朝との和解―
今日がバラ色に
午前四時をぼくへと接着する
仄暗い月の段々から
宇宙の影が
明るみに出される
空に向かって
夥しく傾斜する
つぶらな瞳がある