それぞれの<次>
新しい夜明けが
ひたすら広がろうとして
真っ直ぐに まるで
道のように一本の光りで
見る間に整ってゆく
灰色の空から
地上の霧まで
ものが内側から輝いて―
ぼくもこのように
展(ひら)けてゆけばいいなぁ
夜の後には
必ず朝がくると
そして 真昼の季節に
自らの足で立ち会うと―
そのように約束された
人生でもある
それぞれの夜や朝が
それぞれの<次>を
用意している ぼくも
このように <次>を
目指す時だ 今は―
さあ 猫に餌をやろう
―おはよう と
声を掛けて 足元に
まぶり付いてくる
彼らを とびきりの
笑顔で迎えよう
ひたすら広がろうとして
真っ直ぐに まるで
道のように一本の光りで
見る間に整ってゆく
灰色の空から
地上の霧まで
ものが内側から輝いて―
ぼくもこのように
展(ひら)けてゆけばいいなぁ
夜の後には
必ず朝がくると
そして 真昼の季節に
自らの足で立ち会うと―
そのように約束された
人生でもある
それぞれの夜や朝が
それぞれの<次>を
用意している ぼくも
このように <次>を
目指す時だ 今は―
さあ 猫に餌をやろう
―おはよう と
声を掛けて 足元に
まぶり付いてくる
彼らを とびきりの
笑顔で迎えよう