ポエム
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賛歌
自然は ぼくらが
尊敬したその敬意の分
必ず返礼して下さる
9月の秋の真昼の下で
つまらなく道を歩くぼくは
きみのことばかり想っていた

もう枯れてしまった
サルビアの真っ赤を
空想するのと同じ仕方で―
するとそこにきみからの電話だ
―今 どこだ? ときみ
ぼくに分かりようがない

―今 取材が終わって銀座―
ぼくはウキウキして
頷いてばかりいた
愚か者だね ぼくってやつは―

きみの唇 薄いピンクの口紅
霜のようによく切れる歯―
それでね
チョコレート・パフェを食べたの―
20/09/02 08:31更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
凌ぎやすくなりましたが、まだまだ暑さは続きます。台風が来ているようですね。ご留意ください。祈無事。

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