これから
自分の時間を過ごそうとして
深夜二時に起きる これから
朝までの間に何を創造できるか―
楽しみでもあり少し不安でもある
きっちりと枠を嵌めて考えることは
もう二十年前に捨ててしまった
それは一人の女性と巡り合ったことで
今までの窮屈さから抜け出ることができた
彼女とは悲恋に終わったが もし
許されれば彼女のこれからを信じたい
今 温かいコーヒーを淹れて それを
いとおしむように一口啜る ゆるい眩暈の
ようなものが目の縁から湧き起こって
身体じゅうに染み入ってゆく 物に触れて
初めて事は起こってくる そのことが
今後の発展と巨大な現実の裂開を生む
私のような者でも生きてゆかれれば
必ずその精華は準備されている
それは宿星との約束 それを果たすために
これから―は夜明けを確実にもたらす
深夜二時に起きる これから
朝までの間に何を創造できるか―
楽しみでもあり少し不安でもある
きっちりと枠を嵌めて考えることは
もう二十年前に捨ててしまった
それは一人の女性と巡り合ったことで
今までの窮屈さから抜け出ることができた
彼女とは悲恋に終わったが もし
許されれば彼女のこれからを信じたい
今 温かいコーヒーを淹れて それを
いとおしむように一口啜る ゆるい眩暈の
ようなものが目の縁から湧き起こって
身体じゅうに染み入ってゆく 物に触れて
初めて事は起こってくる そのことが
今後の発展と巨大な現実の裂開を生む
私のような者でも生きてゆかれれば
必ずその精華は準備されている
それは宿星との約束 それを果たすために
これから―は夜明けを確実にもたらす