こころの凪(秋にできた歌)
時刻は急に輝きを帯びて
午後10時を示すのは何故か―
星座の中で星が安心していられるように
この時刻に私も潜り込んでみよう
小さな幸せであるかも知れない
毎日のことであるが ここから
私へと雪崩れ込んでくる思索は
或る道を示しているのではないか―
よくは分からない 大袈裟に
思い至らなくてもよいかも知れない
しかし 私に進むべき歩数が
まだ残されているとしたら それに
賭けよう 個人的に過ぎることかも
知れない だが<他>も個人であれば
<自>の個も守られてしかるべきでは―
<他>・<自>の変遷 絡まり そして発展―
机の上にコスモスを一輪差して措いた
昼間 そのピンク色が余りに優しかったので
花には失敬だが 七分目くらいで切って
牛乳壜に活けて措いた 今10時半
語らいと見守りとはこういうことなのか―
たった一本の秋の桜に教えられた
今日の貴重な発見であった
明日の朝 静かに小川に流そう
小石は歓迎してくれるであろう
波は満面の笑顔で それを
下流に運んでいってくれるであろう
今夜のこころの凪をありがとう と―
午後10時を示すのは何故か―
星座の中で星が安心していられるように
この時刻に私も潜り込んでみよう
小さな幸せであるかも知れない
毎日のことであるが ここから
私へと雪崩れ込んでくる思索は
或る道を示しているのではないか―
よくは分からない 大袈裟に
思い至らなくてもよいかも知れない
しかし 私に進むべき歩数が
まだ残されているとしたら それに
賭けよう 個人的に過ぎることかも
知れない だが<他>も個人であれば
<自>の個も守られてしかるべきでは―
<他>・<自>の変遷 絡まり そして発展―
机の上にコスモスを一輪差して措いた
昼間 そのピンク色が余りに優しかったので
花には失敬だが 七分目くらいで切って
牛乳壜に活けて措いた 今10時半
語らいと見守りとはこういうことなのか―
たった一本の秋の桜に教えられた
今日の貴重な発見であった
明日の朝 静かに小川に流そう
小石は歓迎してくれるであろう
波は満面の笑顔で それを
下流に運んでいってくれるであろう
今夜のこころの凪をありがとう と―