黄昏(ソネット)
一体誰のために この
無限の空間は 紫色の
黄昏を際立たせるのか―
夕暮れが部屋に灯を点ける
コーヒーが一杯飲みたくなる
少し濃いめの ドロリとしたやつ
喉を締め付けるカフェインが
口の中で今日をほどく
私は今日を口説きたいが
もう夜だ 眠たい夜だ
夢の広がる軽い掛け布団―
たとえ幻だとしても
こうして夢を見るのは
現実への罪滅ぼしだよ
無限の空間は 紫色の
黄昏を際立たせるのか―
夕暮れが部屋に灯を点ける
コーヒーが一杯飲みたくなる
少し濃いめの ドロリとしたやつ
喉を締め付けるカフェインが
口の中で今日をほどく
私は今日を口説きたいが
もう夜だ 眠たい夜だ
夢の広がる軽い掛け布団―
たとえ幻だとしても
こうして夢を見るのは
現実への罪滅ぼしだよ