夜明け
目が降り注ぐ夜明け その中の
二つがぼくの眼窩に嵌まり込み
ぼくは目覚めてゆく そして目は
失われることはないのであった
か細い神経のそれは発条であった
視力は目を信じ やがて目は
自然に見ることを覚えた それが
今のぼくの目でもあるだろう
やがて夜が来る 目の交代の
時間だ 新しいものや事を映すために
ひと晩とは短すぎるくらいだね
朝を横目でにらんでいた
そんな仕種ばかりが想い出される
きっと明るい場所を嫌って
隠花植物と戯れていたかったのだろう
ぼくはぼくのそんな過去を
否定はしない ただ―良く頑張ったね
とだけ言ってやりたい だって今
こんなに朝日と戯れるのが愉しいもの・・・
二つがぼくの眼窩に嵌まり込み
ぼくは目覚めてゆく そして目は
失われることはないのであった
か細い神経のそれは発条であった
視力は目を信じ やがて目は
自然に見ることを覚えた それが
今のぼくの目でもあるだろう
やがて夜が来る 目の交代の
時間だ 新しいものや事を映すために
ひと晩とは短すぎるくらいだね
朝を横目でにらんでいた
そんな仕種ばかりが想い出される
きっと明るい場所を嫌って
隠花植物と戯れていたかったのだろう
ぼくはぼくのそんな過去を
否定はしない ただ―良く頑張ったね
とだけ言ってやりたい だって今
こんなに朝日と戯れるのが愉しいもの・・・