ポエム
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予感された夏
微笑みが涙の雫になり
それが宇宙へと羽ばたくと
朝がやってきている 辛い夢や
現実が新しい序列で形成される

その底にあるのは日々の喜び
ではあるまいか―待つ時も
待たれている時も同じように
丸く穏やかに毎日を作り為してゆく

予感された夏よ それは水面に
反照する残陽の煌めきに載って―
止まるものは止まり 明日を
その懐と掌で孵してゆくのだ

自然の神秘をついばむのだ
と 鳥たちは飛びながら言うだろう
あの木々の枝から大空へ 一直線に
翼を広げながら疲れを知らずに―
23/03/29 15:52更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
好い天気です。これから少し休みます。

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