ポエム
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春先の少し重い雨
春の小鳥が灰色の車庫の上から
今 道に降りた 水を飲みに
行くのだろう 小川の流れを覗っている
ツツと勢いよく水面へ―温もりを伴って―

自分の翼を恐れてはいけない
昔聴いた母の背中での歌を
実際に歌うのは今―それが
いかに活力に影響するかを知るが好い

今日は敗れ去ってもいいが
きっと明日は勝利することを
確実に今晩就寝の時に誓う
それが毎日であってもよいと思う

雨の降る大地に花を咲かせよう
季節がお伽噺になってしまわぬ
うちに―春先の少し重い雨は煙る
そこから新しい芽は促されるように伸びゆく
23/03/22 21:36更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
今日は天気が好かったですが、雨の歌、を書いてみました。

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