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遠い命だった　それを今　近くに
感じて生きてゆこうとするぼくは・・・
決して悪いことではないだろう
今日を精一杯生きて明日を望むのは・・・

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（祖母へ）
あなたに闇が訪れませんように　と
願う小さなぼくのこころ・・・それを
あなたは受け取って下さいますか？
いつも笑顔の純朴な方よ・・・
今日もあなたは微笑んでいる

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少しずつ季節を開いて輝いてゆく太陽・・・
何もなかったように光りは降りしだいてくる
ぼくは変わってしまった・・・恐らく過去の
自分とは見違えるように・・・それでいい　と微笑む

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闇の中では人の視線はハッキリと
見えた　しかし人のこころは見えなかった
今日の真昼の光りのざわめきに酔う
ぼくのこころもひとのこころも
透き通ってゆくように思う

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風のかすかな匂いに頬を委ねながら
この明るい通りを真っ直ぐに歩いてゆく
時々立ち止まって大空を見上げてみる
何という時空だろう！　瞳は
ゆっくりと理解する　そして前より
丈夫なこころで歩き続ける

■作者メッセージ
今年もあと僅かです。明日に向かってゆきましょう。