雨と指切り
どうして雨は降るの?きみの嫌いな
雨は・・・?晴れた空を望んでは季節の
ありかを探そうとしているこのぼく―雨も
晴れた日も同じ空の異なった表情なんだ
それが分かるまで長い年月を要した
―明日晴れればいいね ときみに
言うと―指切りしよう ときみは小指を立てた
ぼくは逆らわずにきみと指切りをしよう
*
雨は斜めに削られていった そして
今日の晴れ間を透明に潤してゆく
自分の身体が信じられないくらいに軽い
どこへでも飛んでゆけそうな気になる
―きみの元へ飛んでゆこうか・・・そう
考えるだけでも楽しいことだ 何年も前
ヒザをかかえて闇の中にうずくまっていた
このぼくの 今思える小さなことは・・・
雨は・・・?晴れた空を望んでは季節の
ありかを探そうとしているこのぼく―雨も
晴れた日も同じ空の異なった表情なんだ
それが分かるまで長い年月を要した
―明日晴れればいいね ときみに
言うと―指切りしよう ときみは小指を立てた
ぼくは逆らわずにきみと指切りをしよう
*
雨は斜めに削られていった そして
今日の晴れ間を透明に潤してゆく
自分の身体が信じられないくらいに軽い
どこへでも飛んでゆけそうな気になる
―きみの元へ飛んでゆこうか・・・そう
考えるだけでも楽しいことだ 何年も前
ヒザをかかえて闇の中にうずくまっていた
このぼくの 今思える小さなことは・・・