ポエム
[TOP]
21年前のノートから
ぼくはきみの夢を叶えるために
ここにいる きみはぼくに
歌を歌わせるために 今は
東京にいる やがて結ばれる二人は
その距離を駆けてゆく

追いかけてきた掌に
青い水平線が揺れていた
真夏の海の昼下がり 二つの
笑顔は光った そして
浜辺に寝転がり 掌の中に
それぞれを泳がせた

いつかこの胸に きみを
抱きしめられるだろう
その日をまっていよう 笑顔で
待っていよう その日は間近―

泣き虫なぼくが 微笑みながら
きみを迎える きみの笑顔が
ここにある ぼくは
シャクリ上げながら 軽く
きみをニラんだ きみは
笑顔のままだった
22/08/15 22:58更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
自転車の後輪が、パンクしました。

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c