開いて　きみの掌を　そこから
太陽が輝き始めているから―

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掌をかざせば　太陽が見える
太陽が掌にあるから―

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今日は雨　太陽もお休み
それでも明るさのあることといったら―

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太陽は命を創り　育む
ぼくもそうされてきたんだね

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きみだけの太陽も　ぼくだけの
太陽も人間の貌をしている

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太陽は人間　そして人間を
より　上昇させるひとつ上の人間―

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パチンと指を鳴らせば
雨も上がり　太陽が輝き出した

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太陽は跨ぐ　自分の
作った影の上を―

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きみはひとかけらの太陽―ぼくも
ひとかけらの太陽―同じ種族です

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自分を否定することをしない
太陽を否定できないから―

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何が変わった？　ぼくが変わった
太陽が変えた　ぼくを変えた

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雨の粒より太陽は大きい
その粒のなかにひとつびとつの太陽はある

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人を褒めてあげよう　太陽に
見とれている間に―

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全身の美学―それは太陽の
根本へと至る希望の道筋―

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■作者メッセージ
何か小さなきっかけや、発見が、毎日にはありますね。