ポエム
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部屋
果てしなく 夜空に
吹きこぼれそうな貴女―
抱きしめて 夜の真ん中で
明日のやってくることを願う

ふと気づけば 夜明け方
貴女の寝顔は端正で 私と
この二日間を過ごした充実で
貴女はさらに女らしくなった

貴女の肌のツヤ 二の腕の肉
張りつめた乳房 小さな唇
バラの花の匂うこの部屋で―

私は眠るよ 起きた時が朝
私は目覚めてゆくよ きっと
まだ 貴女は眠っているだろう
22/04/19 05:46更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
月が明るく、夜中、外は小刻みに揺れていました。

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