ポエム
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時間
ふとした瞬間に歩き始める
それは時刻ではなく 幅のある
時間というもの―その裡で
自分自身が知らぬ間に成長していた

その時間は 朝 測られる
朝に印象づけられた時は
その一日を まるで きみのように
前向きに生きようとする

そうだ きみのように―そして
ぼくはそれに倣わなければならない
今日からでも遅くはない 前向きに―

昼過ぎに雨は上がった 濡れた
車体を輝かせて国道を走る
窓を開けると風が仔猫のようないい匂いだ
22/03/06 17:52更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
私の詩は、狭いですが、それが何がしかの広がりを持つことを期待します。春になって―。

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