ポエム
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朝の余情
コーヒーとタバコで
疲れ果てた頭に
一掬の清々しい水を―

私はそのように願うが
この睡眠の後の静かな
脳内の蠢きが気にかかる

夢の裡で明らかになった
数々の過去や未来の事―
それらを慈しみたく思うのだ

笑顔が迎えるこの洗顔は
沁みる水滴のひと粒ひと粒にも
微笑みがあることを物語っている

鏡に映った自分の顔を
ゴシゴシと乾いたタオルで拭き
いつもの順序で歯を磨くのは―

今日―という日に幸あれ と
小さな花のように祈る私が
明るくなりかけてきた午前6時に生きてゆく
22/01/06 19:04更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
また、今日からです。

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