ポエム
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ソネット一篇
哀しみに還らなくても
いいのではないか―
むしろ喜びの始原にこそ
私たちは向かうべきでは―

人は産まれてきた時
誰しも<喜び>の裡にいた
年を経るにつれ それに苦しみや
悩みが加わってくる しかし

夜が朝にスウィッチする限り
それらを越えてゆくことができる
人に与えられた能産的膂力として―

―花が咲いたねぇ これは
何という花か知ら? 調べて
みよう―或る朝の独り言である
21/11/29 22:07更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
冷気を切って、自転車を漕ぐと、気持ちがいいです。

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