ソネット一篇
哀しみに還らなくても
いいのではないか―
むしろ喜びの始原にこそ
私たちは向かうべきでは―
人は産まれてきた時
誰しも<喜び>の裡にいた
年を経るにつれ それに苦しみや
悩みが加わってくる しかし
夜が朝にスウィッチする限り
それらを越えてゆくことができる
人に与えられた能産的膂力として―
―花が咲いたねぇ これは
何という花か知ら? 調べて
みよう―或る朝の独り言である
いいのではないか―
むしろ喜びの始原にこそ
私たちは向かうべきでは―
人は産まれてきた時
誰しも<喜び>の裡にいた
年を経るにつれ それに苦しみや
悩みが加わってくる しかし
夜が朝にスウィッチする限り
それらを越えてゆくことができる
人に与えられた能産的膂力として―
―花が咲いたねぇ これは
何という花か知ら? 調べて
みよう―或る朝の独り言である