ポエム
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日々である
白い星の旅程を急ぐのだ
正午の8月の太陽に向けて
コバエが窓の内から輝きを見ている

真昼を歌うほどぼくは有能でない
でも こうして白紙に向かっていると
昼の能産的なエネルギーが四肢を痺らせる

鳥たちは影の中で己れの飛翔を祝い
魚たちは水の中でのぬるい目蓋で
自らの涙を 嬉し涙を洗っている

今日が豊穣なる全体性で
彩られる時 人は その時
知るでしょう 日々の敬虔さを―
20/08/10 20:09更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
毎日が連動する季節です。しかし、今日は暑かった!皆さんはいかがでしたか?

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