ポエム
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大きく広げた指の間に
8月の空が陽光を降り注ぐ
目が喜んでいる 目が視力を
信じようとしている この真昼に―

肯定することが活気づけられ
日常の些細なことに新鮮さを
覚える 例えば 水道水の
出始めの温度と暫く経った冷たさと―

その水を花々に掛けてやる
歓声が聞こえてくるようで
耳自身が微笑むかのようだ

暑くなってきた Tシャツ
一枚になって風を受ける
両腕を目の高さまで上げる
21/08/21 16:42更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
やっと雨が上がりました。これから洗濯をします。

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