朝
哀しみが河口のように
甦ってくると 夜明けだ
月が消える直前 ユラユラと
揺れ 星は瞬時に存在を抹消する
明るくなってきた 目が覚めて
コーヒーを淹れて窓を見遣る
まだ灯りは必要で 昨夜からの
読みかけの詩集が伏せられている
そこのページ そこの・・・そこの・・・
何が書かれてあったのかを
思い出そうとして タバコを一本
しかし 何とひんやりとした
朝だろう 夏の真ん中
隠された泉のように太陽は照り始める
甦ってくると 夜明けだ
月が消える直前 ユラユラと
揺れ 星は瞬時に存在を抹消する
明るくなってきた 目が覚めて
コーヒーを淹れて窓を見遣る
まだ灯りは必要で 昨夜からの
読みかけの詩集が伏せられている
そこのページ そこの・・・そこの・・・
何が書かれてあったのかを
思い出そうとして タバコを一本
しかし 何とひんやりとした
朝だろう 夏の真ん中
隠された泉のように太陽は照り始める