ポエム
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響き(ソネット)
サファイア色の目―その菫がかった―に
ぼくの過去を見出すのでなく ぼくの
未来を眺望できたらどんなにいいか―
きみの目 きみの二の腕 きみの胸―

眠っている小川から急に水が
溢れ出すように 雪崩れ込む明日が
いとも簡単に解かれてゆく それは
かすかな<響き>であった 小さくとも強靭な―

窓が開かれて 朝の気が
まだ気怠い眠りの縁で
ユラユラと揺れている

しかし やってきたのだ
今日という日が―少女よ
快活であれ―きみにこの言葉を送ろう
21/08/07 00:25更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
今日の厚さはコタエました。

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