ポエム
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夏服
きみよ 愛しい方よ
ぼくの隣に座って下さい
この微笑みの どうか
餌食になって下さい

今宵 きみは よく
おしゃべりになった
昇る陽のように快闊に
ぼくの淹れたコーヒーを飲み干した

お互いの掌を合わせて
その手を星空に伸ばす
きみの瞳のようだ その星々は―

夜が明けたら散歩に出よう
それにしてもしぶとい夏の闇だ
きみの形の夏服が壁に架かっている
20/08/09 12:31更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
恋もまた発見に満ちています。異性は、理解不可能なものです。受け容れることです。

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