ポエム
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夕暮れから
詩を語る樹の下で
ぼくは独り夕暮れを見る
白濁した周囲が刺青の
万感色に輝き渡る

緑色の夢よ 覚めるな
虹の架かった空中に
雨上がりが予感した
爽やかさよ 覚めないで欲しい

空が砂漠のように
陽を照り返している
虹は呼吸する その脈拍を―

影でいっぱいの海になった
夕闇が 明日への予兆で
ぼくという船を準備する
21/06/27 13:01更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
今年も、半年です。一日は長いですが、一年は、あっという間ですね。

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