音楽
目蓋の底に そして 眠く重い
その目蓋の表面に 夢の醒め際
朝の小鳥の羽ばたきが
軽やかに転がってゆく
水晶のように肌理細かく
涼やかな音楽よ
楽隊は律儀に同じ音階を繰り返す
それらは新しい言葉となってぼくらに理解される
まだ 微睡みの香りの流れる この
広い朝に展開する分厚い雲よ
昨夜は雨でした それがほれ
こんなに爽やかな夜明けに変じた
透明な翼ですり抜けてゆく ぼくの
魂の中の組曲は 隣で寝ている
あなたの白い二の腕のタクトによって
あからさまに今朝を歌う
その目蓋の表面に 夢の醒め際
朝の小鳥の羽ばたきが
軽やかに転がってゆく
水晶のように肌理細かく
涼やかな音楽よ
楽隊は律儀に同じ音階を繰り返す
それらは新しい言葉となってぼくらに理解される
まだ 微睡みの香りの流れる この
広い朝に展開する分厚い雲よ
昨夜は雨でした それがほれ
こんなに爽やかな夜明けに変じた
透明な翼ですり抜けてゆく ぼくの
魂の中の組曲は 隣で寝ている
あなたの白い二の腕のタクトによって
あからさまに今朝を歌う