猫属を謳う
君を追いかけてここまできた。
恋慕で浸水するほど、君に心酔している。
太古から続く誇大妄想、身勝手な神格化。
送る先の無い文を何枚も綴って、
束ねたものを見返す度に
喉を伝う狂おしいものを嚥下する。
一直線に、塀の上から僕を射抜いた
君の瞳は冷淡そのもの、淡い青い色合い。
それに火をつけられたなんて聞いたら
君は牙を魅せて嗤うだろうか。
月明かりを頼って、
黒黒とした闇夜をほろ酔いのまま無謀に歩く。
その裏で影が燻る。
君は狩猟者、絶対的な捕食者。
その手の上で思う存分転がしてくれ。
底なしの沼のように、口をばっくり開けて
僕を呑み込んでくれ。
恋慕で浸水するほど、君に心酔している。
太古から続く誇大妄想、身勝手な神格化。
送る先の無い文を何枚も綴って、
束ねたものを見返す度に
喉を伝う狂おしいものを嚥下する。
一直線に、塀の上から僕を射抜いた
君の瞳は冷淡そのもの、淡い青い色合い。
それに火をつけられたなんて聞いたら
君は牙を魅せて嗤うだろうか。
月明かりを頼って、
黒黒とした闇夜をほろ酔いのまま無謀に歩く。
その裏で影が燻る。
君は狩猟者、絶対的な捕食者。
その手の上で思う存分転がしてくれ。
底なしの沼のように、口をばっくり開けて
僕を呑み込んでくれ。