独り旅
黄ばんだ紙が 端から崩れるように
見知らぬ街に取り残された
仲間はずれの心が溶けていく
甘いソーダと ほんの少し
レモンの果汁が香る
喉に落ちる それを何と呼ぼう
感情のスパイスが無いと
人は「美味しい」と言えないことに
気がついた ホテルの客室
憧れた空気は希薄で苦しい
けれど帰路も同じであることを
僕は知っている
上塗りした楽しさを
いつまで頼りにするのだろう
不器用な ヒトの塊のまま
求めたものと擦れ違いながら
一拍のあとに
歩き出す、再びの孤動
見知らぬ街に取り残された
仲間はずれの心が溶けていく
甘いソーダと ほんの少し
レモンの果汁が香る
喉に落ちる それを何と呼ぼう
感情のスパイスが無いと
人は「美味しい」と言えないことに
気がついた ホテルの客室
憧れた空気は希薄で苦しい
けれど帰路も同じであることを
僕は知っている
上塗りした楽しさを
いつまで頼りにするのだろう
不器用な ヒトの塊のまま
求めたものと擦れ違いながら
一拍のあとに
歩き出す、再びの孤動