ドーナッツホール
ドーナッツの穴というのは、
ドーナッツが本体なのか、穴が本体なのか。
もしそうなら、ドーナッツの「穴」なのか、
「ドーナッツ」の穴なのか。
少なくとも、僕には見分けがつかなかった。
僕の心には、ぽっかりと透明な穴が空いている。
気がついたのはついぞ最近のことだが、
ずっと前から空いたものだった。
気が付かなければ、穴を埋めようともしない。
そういうことで、穴は空いたままだった。
気になるのは僕に穴が空いたのか、ということだ。
足りなければ埋めればいい。
それは難しくても、不可能じゃない。
だが、穴を覆うように僕ができていたらどうしようもない。
この場合は、僕「が」穴というべきなんだろうか。
つまり、穴が僕の本体であったら、ということだ。
もしくはドーナッツのように、
穴が空いていることが前提なのだろうか。
さて、ドーナッツの話に戻そう。
いくらドーナッツに穴が開こうが、
かじって仕舞えば穴は穴でなくなる。
穴の意味をなさなくなる。
だからこの話は無意味である。
ドーナッツが本体なのか、穴が本体なのか。
もしそうなら、ドーナッツの「穴」なのか、
「ドーナッツ」の穴なのか。
少なくとも、僕には見分けがつかなかった。
僕の心には、ぽっかりと透明な穴が空いている。
気がついたのはついぞ最近のことだが、
ずっと前から空いたものだった。
気が付かなければ、穴を埋めようともしない。
そういうことで、穴は空いたままだった。
気になるのは僕に穴が空いたのか、ということだ。
足りなければ埋めればいい。
それは難しくても、不可能じゃない。
だが、穴を覆うように僕ができていたらどうしようもない。
この場合は、僕「が」穴というべきなんだろうか。
つまり、穴が僕の本体であったら、ということだ。
もしくはドーナッツのように、
穴が空いていることが前提なのだろうか。
さて、ドーナッツの話に戻そう。
いくらドーナッツに穴が開こうが、
かじって仕舞えば穴は穴でなくなる。
穴の意味をなさなくなる。
だからこの話は無意味である。