積み重ねてきたものが
壊れる瞬間が一瞬なんて
僕には想像できやしない

醜さも
切なさも
最低も
最高も
全てが僕を包む理由になる

解き放つ刃は鋭いのに
僕の横をかすめてくだけ

そうさいつだってこの脚では
踏みしめれない頂があったんだ

敗北の文字が僕を襲って
滲んでもう起き上がれないんだね
今日が明日の糧になるって
じゃあ今日はどうすればいいんだ？

翼になる刃は鋭いのに
僕の横をかすめてくだけ

いつか翔べるって
そんな積み重ねでは
今日は越えられないや

でも信じて待つしかないみたいだね

いつか翔べるって
信じて待つしかないんだね
積み重ねてくしかないんだね

今日はもう眠るよ
カーテンの隙間から差す
夕焼けに
おやすみ

■作者メッセージ
黒ヒゲ危機一髪。