子どもは
嫌でも
生まれて育てられていれば
お母さん教、お父さん教の2つの宗教に属す。
聖典は育ての親の常日頃。
生活リズムも
好きな音楽も
好きな食べ物も
好きな匂いも
好きな人も
いろんなものが似てくる。
思考回路も似てくる。

子どもはいつか大人になる。
いろいろな人と関わり
いろいろな経験をして
子どもはいつか立教する。
それでも一生付き纏う
育て親から受け継がれる教え。

大人になって他人と結婚する人もいる。
全く別の宗教で生きてきた人。
何もかもが違う考え方。
たくさん衝突をする。
結婚をすると
他人の2人が近づいていく。
2人はまたそれぞれ開宗する。

結婚した男女2人に子どもができる。
真っ白な子どもは
それぞれ別の宗派の2人に
全てを与えられていく。
子どもは無意識のうちに
2種の教えに帰依する。

こうして人は
血をつないでいくことで
先祖代々の宗教を
繋いでいくのだ。

■作者メッセージ
私は嫌でも両親からそれぞれいいところも悪いところも醜い考え方も少し受け継がれている気がします。だからどんどん自分が受け継がれた教えを整えていきたいです。