困っている人がいると助けたくなる。
無理やりでも手を差し伸べてあげようとする。
1人で考えたいと言われたら、
隣に黙って座る。
でも、また手を差し伸べたくなるだろう。

そんなあたしは
困っていることがあって
人に手を差し伸べられても、
その手をつかめない。

みんなはどうなのかしら。

あたし、
助けてくれようとする人がいると、
つい助けられたフリをしてしまう。
みじめだし最低って分かってるのよ。
だけど、
どうしてもそうしてしまう自分がいる。

分かっているわ。
あたしは人を信じていない。
ごめんなさい。
本当にごめんなさい。
あたしもみんなのこと信じたい。
だけど信じられないのよ。
誰が悪いわけじゃないの。
信じたくないわけじゃないの。
とっても信じたいのよ。
だけど信じられないの。

ああ、
どうしたらいいの。
あたしそろそろ
人を信じられるようにならなきゃ。
でなきゃ
あたしの心は海の底に沈んでいくわ。

でもどうしたらいいのかしら

■作者メッセージ
人を信じられないくせに、人に信じてもらおうなんて都合がいいかもしれないけれど、これはこれで辛いです。

それから、周りの人に助けてくれようとしていただけること、その助けてくれようとする心、そこに私はいつも救われてます。

悩み・不安の負担が多すぎて世界から消えたくなります。でも消える勇気はないんです。

私の存在をなかったことにしたい。
でも、この世界にそんな楽なシステムはないんですよね。
私の存在をなかったことにできたとしても、それはそれで寂しいですし。
結局、目の前の壁を一つずつ自分の手で足で乗り越えていくしかないみたいです。
厳しい世界です。