音のない夜にただよう。
音のない夜にただよう。
部屋のカーテンも
私の目もしっかり閉じている。
この世界に自分と宇宙とだけを感じる。
腕を上に足はOの字に投げ出す。
音のない夜にただよう。
思いもしない遠くのサイレンは
はてしない。
どこで鳴っているのか分からないから
どこまでも遠くを走らせる。
少しずつ音は小さくなって
何が遮ったのか、
私の耳には届かぬ
空気のかすかな揺れが
瞼の裏に残り続けた。
音のない夜にただよう。
自分と宇宙とだけを感じる世界に
何もない私の無意識が
音と色を綴り始める。
部屋のカーテンも
私の目もしっかり閉じている。
この世界に自分と宇宙とだけを感じる。
腕を上に足はOの字に投げ出す。
音のない夜にただよう。
思いもしない遠くのサイレンは
はてしない。
どこで鳴っているのか分からないから
どこまでも遠くを走らせる。
少しずつ音は小さくなって
何が遮ったのか、
私の耳には届かぬ
空気のかすかな揺れが
瞼の裏に残り続けた。
音のない夜にただよう。
自分と宇宙とだけを感じる世界に
何もない私の無意識が
音と色を綴り始める。