ポエム
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私が死んでしまうより嫌だ。
いつもみたいにお母さんに甘えてたとき
私は「お母さんってかわいい!」って言った。
特にすごい二重になってたから
「二重すご!」って言って鏡渡した。

お母さんは鏡で自分の目元を見て
「やつれてるんだよ」
って言った。

確かによく見たら
目元のにくが少ないからだって
気づいちゃった。

何も言えなかった。

でもお母さんは何にも気にしていなかった。

普通の顔をしてた。

でも私はどうしても涙が溢れてきて
止まらなかった。

1人でティッシュをバシバシ取って
涙と鼻水を交互に拭いた。

お母さんは何も言わなかった。


お母さんはまだ若いかもしれない。
まだまだそういう歳じゃない。

だけど、
お母さんが少しでも
現実的にやつれたなって
そう思ってしまうのは
どうしようもなく悲しかった。


私は思った。
お母さんが死んじゃったら
私も生きていけないのではないか。

私は泣いた。
泣かないわけにいかなくて
ついヒックヒックと言ってしまう。


お母さんはいつも本当に忙しくて
家事もして
みんなの世話もして
仕事もしてる。
大切な毎日を私達のために
使ってる。

お母さんは自分の幸せを後回しにしているのではないか…。
私はお母さんに幸せになって欲しい!
と思って
「お母さんはどうしたら幸せになる?」
そう質問したら
「そんなこと言われても分からないよ」
って言われた。
妹は
「勉強したら喜ぶんじゃない?」
って言った。
だけど
お母さんは
「そういうことじゃないでしょ」
って言った。

お母さんは私達への愛に溢れていた。
毎日毎日、
今も
私達のことをたっくさん愛してくれている。
そう思えた。
私は幸せだなと実感した。


お母さんは自分のやつれを受け入れて
私達に幸せを託しているように感じた。
そんなの嫌だった。


だって私は
自分が死んでしまうより
お母さんが死んでしまう方が嫌だから。

お母さんに永遠に生きていて欲しいと思った。


21/08/16 09:41更新 / すず



談話室



■作者メッセージ
これは詩なんですかね。
ただの現実にあった私の日常よ一部の描写です。
ただの私の心からの視点の描写です。
拙い文ですが…

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