ポエム
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フラレテモカタオモイ
大好きなんだな。
私は君を大好きなんだな。

大好き大好き大好き

きっと
私がどれだけ君を好きでも、
君は私を好きにならない。

こんなにも溢れ出てくる大好きは、
消費されないまま
需要のないまま

私が1人勝手に
地べたに落としていく。

誰も拾わない。

君は
この物凄い勢いで溢れ出てくる大好きを、
自分のものにしようとしてくれない。

それも、
私の気持ちを気遣って。

君への大好きでいっぱいの私を
大切にしてくれながら。

優しくありがとうって。
 君への大好きが溢れ出る私の心を
 優しく撫でてくれるかのように。

落ち着いて、落ち着いてって。
 優しく赤ちゃんを
 諭すかのように。

僕のことはもう忘れてって。
 ああ、忘れられたらいいけどね、
 君にも私を忘れられなくさせたかったな。

涙をこぼさないでって。

言うかのように。



私が君と2人で話した公園のその椅子と机は、
あの頃のまま、なにも変わっていないけれど、

今でも、
その椅子と机は、
私を優しく待ってくれているようだけど、
君の影は、私の目にまだ鮮明に残っているけれど、

あの頃と違って、
空っぽで、
あれは、
私には座れない懐かしいものになってしまった。



君はもう、
私に忘れられたいかもしれないけど、

わたしは、

わたしは、

ずっときみに会いたい。

わたしのきみへのだいすきを
ぜんぶ
1つのこらず
拾ってほしかった。
24/07/09 18:34更新 / すず



談話室



■作者メッセージ
#高2

振られても勝手に好きでいてしまう時、どうしても勝手に寂しくなりますけど、それでもなにもできないんですよね。

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