まわり路
ちょっと遠まわりしてきたみたい
ほんの少し心のあやのズレだったのかも
朝つゆ浴びてキュンとした風の流れを感じる一瞬
声をかけてくれる
「おはようございます」
おじぎ穂さん
角を曲ったところにある駄菓子屋
シゲ婆ちゃんの
いつも背中をまるめて笑顔をふりまく顔
「何でもかんでも1個10円」
神社に奉納されている神輿
12才になった時山の天狗と約束した
いつかこの神輿をかつぐと
「大きなウチワで空を舞う」
両側にいっぱい並んだ露店
人波をかき分けたどり着いたヨーヨー釣り場
だけど白ヒゲ爺さんじゃなくて
若いお姉さんだった
「幼いながらの一目惚れ」
ゆっさゆっさと
必死に必死にのぼった急な坂道
ランドセルの中からひっぱり出した紙きれ1枚
汗まみれの手からやわらかい手へ
遠い記憶の中で何度となくめぐっていた風景
君住む街へ
今もどりました
ほんの少し心のあやのズレだったのかも
朝つゆ浴びてキュンとした風の流れを感じる一瞬
声をかけてくれる
「おはようございます」
おじぎ穂さん
角を曲ったところにある駄菓子屋
シゲ婆ちゃんの
いつも背中をまるめて笑顔をふりまく顔
「何でもかんでも1個10円」
神社に奉納されている神輿
12才になった時山の天狗と約束した
いつかこの神輿をかつぐと
「大きなウチワで空を舞う」
両側にいっぱい並んだ露店
人波をかき分けたどり着いたヨーヨー釣り場
だけど白ヒゲ爺さんじゃなくて
若いお姉さんだった
「幼いながらの一目惚れ」
ゆっさゆっさと
必死に必死にのぼった急な坂道
ランドセルの中からひっぱり出した紙きれ1枚
汗まみれの手からやわらかい手へ
遠い記憶の中で何度となくめぐっていた風景
君住む街へ
今もどりました