近所のたい焼き屋が
居酒屋に変わるころ
玄関の靴　減っている

捕まえようとした雨
12の右へ長針寄せる
さびしがり屋の冷蔵庫　うなり出す

星がこぼれる落ちるぐらい
泣くふりする君も


今だけは　なによりも綺麗だ


芽吹く季節の真ん中で
存分に暴れるがいい　後悔よ
もう一度　出くわすのならば
それは陽気よ
友達には　なれそうにない