あかいつき
雨のあと
夜のまち
雲の切れ間にのぞかせた
月の光にあてられて
今宵私はなにになる
今宵私はなにになる
右手につかむ憎悪の剣で
対の首を掻き切った
血濡れた左手を闇にかかげて
物言わぬ涙はただただつたう
やがて私も真紅に染まり
ふと空をみあげて
あかい月が笑っていた
それが無性におかしくて
私も声をあげて笑った
高らかに
何処までも響くように
何時までも続くように
月が消えるまで笑った
常に雫を零したままで
夜のまち
雲の切れ間にのぞかせた
月の光にあてられて
今宵私はなにになる
今宵私はなにになる
右手につかむ憎悪の剣で
対の首を掻き切った
血濡れた左手を闇にかかげて
物言わぬ涙はただただつたう
やがて私も真紅に染まり
ふと空をみあげて
あかい月が笑っていた
それが無性におかしくて
私も声をあげて笑った
高らかに
何処までも響くように
何時までも続くように
月が消えるまで笑った
常に雫を零したままで