空洞
片道1時間半をかけて大学から家に帰宅する
電車内は人で賑わっている
僕は携帯の画面に視線を落とす
読みかけのkindleの小説を開く
小説内では僕を蚊帳の外に勝手にストーリーを進めていた
僕は読むのをやめた
僕はふわふわしていた
没頭することが好きだけど、なぜか今は没頭できない
電車は勝手にどんどん進んでいく
昨日も一昨日もそうだった
ニュースサイトを見ていると、いつの間にか電車は終着駅に近づいた
そして駅に着き、人々が一斉に電車を降り始めた
僕も後に続く
決まりきった道
身体が覚えている
足だけははっきりと動き、僕はスピーディーに家へと向かった
視線は定まっていない
僕はどこも見ず、極力何も考えず、身体の動きに身をまかせた
そして僕は今日も安全に人生を前進させた
電車内は人で賑わっている
僕は携帯の画面に視線を落とす
読みかけのkindleの小説を開く
小説内では僕を蚊帳の外に勝手にストーリーを進めていた
僕は読むのをやめた
僕はふわふわしていた
没頭することが好きだけど、なぜか今は没頭できない
電車は勝手にどんどん進んでいく
昨日も一昨日もそうだった
ニュースサイトを見ていると、いつの間にか電車は終着駅に近づいた
そして駅に着き、人々が一斉に電車を降り始めた
僕も後に続く
決まりきった道
身体が覚えている
足だけははっきりと動き、僕はスピーディーに家へと向かった
視線は定まっていない
僕はどこも見ず、極力何も考えず、身体の動きに身をまかせた
そして僕は今日も安全に人生を前進させた